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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 風しんの流行について

[場所] 
[年月日] 1983年3月25日
[出典] 厚生労働省
[備考] 
[全文] 

(昭和五八年三月二五日)

(衛情第一四号)

(各都道府県・各指定都市衛生主管部(局)長あて厚生省公衆衛生局保健情報課長通知)

 感染症サーベイランス事業の患者発生情報によると、風しんの患者数は昨年末から増加傾向にあつたが、今年の二月以後は静岡県と九州の各県での増加が著しい。過去の流行状況、小児の抗体保有状況からみて、局地的に流行するおそれが十分考えられる。

 風しんの流行時には先天性風しん症候群の発生を未然に防ぐ必要があることからこれまでも、妊娠予定者に対する適切な指導等をお願いしてきたところであるが、本年についても貴管轄地域での感染症サーベイランス情報に基づき、左記により適切な予防対策にご配意を願うとともに、貴管下市町村に対する指導についてもよろしくお願いする。

   記

1 風しん既往の自覚のない妊婦(特に妊娠初期)及び妊娠予定者は、患者との接触の機会をなるべく避ける。

2 風しん既往の自覚のない妊娠予定者は血清抗体(HI抗体)を調べることが望ましい。

3 血清抗体陰性の妊娠予定者は、ワクチン接種を受けることが望ましいが、この際、接種前に妊娠していないことを確認すること、及び接種後少なくとも二か月は避妊することが必要である。

 なお、関係機関と十分連絡をとり、ワクチン接種の希望に応じられるよう配意願いたい。

参考資料 略