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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 昭和六十年度急性灰白髄炎患者の調査について

[場所] 
[年月日] 1985年4月1日
[出典] 厚生労働省
[備考] 
[全文] 

(昭和六〇年四月一日)

(健医感発第一四―一号)

(各都道府県・各指定都市衛生主管部(局)長あて厚生省保健医療局感染症対策課長依頼)

 急性灰白髄炎対策については、かねてより格別の御配意を願つているところであるが、その対策の確立を図るため、届出患者の臨床症状、ウイルス、血清学的検査成績及び予防接種の実施状況等について調査することが必要であり、今年度も別添「全国ポリオ容疑患者個人表」(以下「個人票」という。)の作成及び送付を依頼することとしたので、次の要領により調査方格別の御配意をお願いする。

「全国ポリオ容疑患者個人表」作成要領

1 調査対象

 昭和六十年度に届出のあつた急性灰白髄炎患者

2 調査事項

 別添「個人表」に記載されている事項

3 報告

 患者の届出があつた場合は、速やかに判明している事項を記入のうえ当課あて送付するものとする。

 なお、当初記入できなかつた事項については、その内容又は検査結果が判明次第できるだけ速やかに追加報告を行うものとする。

4 提出枚数

 一人につき一枚とする。ただし、追加報告を行う場合は、この限りではない。

5 作成上の注意事項

 (1) 一般的注意

  ア 「個人表」は、予め当課に必要枚数を請求し、配付を受けたものを使用するものとする。

  イ 「個人表」のパンチ(穿孔)は当方で行うのでそのままでよいこと。

  ウ 「個人表」の作成及び送付は、汚損及び曲折のないようその取扱いに十分注意すること。

 (2) 記入上の注意

  次の記入例によるものとする。

 表面

  報告機関名--調査及び記入を行つた機関名を○○県○○部○○課等と記入するものとする。

  機関別整理番号--1、2、3、・・・・等と記入するものとする。

   なお、第一報が未完成であり追加報告を行う予定である場合は、1-1、1-2、2-1、2-2とし、完了した場合は、1-3完、2-3完とする。

  年齢--発病月日の満年齢とし、一歳未満の場合は月齢数を記入するものとする。

  ワクチン歴--生ワクチンについては、ウイルス型別を記入するものとする。

  初期症状--その他の症状については、全項目について該当する項目を○で囲むものとする。

  初診所見--病日を記入し、全項目について該当する項目を○で囲むものとする。

  臨床検査所見--採取日及び病日を記入し、該当する項目を○で囲むものとする。

 裏面

  ウイルス分離及び血清学的検査--検査実施中の場合は、検査材料及び採取月日のみ記入し、検査実施中の旨を備考欄に記入するものとする。

  検査結果判明後は、速やかに追加報告するものとする。

{別添は省略}