[文書名] ビブリオ・バルニフィカスによる健康被害の防止について〔感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〕
(平成13年7月16日)
(/健感発第38号/食監発第136号/)
(各都道府県・各政令市・各特別区衛生主管部(局)長あて厚生労働省健康局結核感染症課長・厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課長通知)
標記については、平成13年6月14日食発第177号(食品保健部長から各都道府県知事等あて)により医療機関等関係機関への周知及び注意喚起をお願いしてきたところですが、今般、別添のとおり熊本県において、肝疾患等を有する者が発症し、1名が死亡、2名が重症との報告がありました。
つきましては、本事例の発生情報とともに、本症の予防には、肝臓機能の低下している人、血清中の鉄濃度が高くなるような血液疾患のある人、免疫力が低下している人については魚介類の生食をさけることが重要であること、診断治療法等の関係情報を重ねて住民及び医療機関等関係機関に周知するようお願いします。
なお、情報提供の際には、平成8年8月15日事務連絡(乳肉衛生課から各都道府県等衛生主管部局あて)、平成12年8月3日事務連絡(乳肉衛生課から衛生主管部水産衛生担当あて)、及び本症に関する国立感染症研究所のホームページ(アドレスhttp://idsc.nih.go.jp/others/vvulni.html)等も参考とされるようお願いします。