[文書名]　海外渡航者へのウエストナイル熱の感染症予防啓発等について

(平成16年8月6日)

(／健感発第16080603号／食安検発第16080601号／)

(各検疫所長あて健康局結核感染症課長・食品安全部検疫所業務管理室長通知)

(公印省略)

　本日、米国旅行からの帰国者にウエストナイル熱の疑い患者が発生し、確認のための検査を実施する旨、厚生労働省から報道発表したところです。

　現在のところ、この帰国者はウエストナイル熱との断定はされていませんが、米国等ではウエストナイル熱の患者発生件数が増加しており、夏期休暇で発生地域へ渡航する人が増えることが予想されます。

　こうしたことから、平成16年4月28日付健感発第0428001号及び食安検発第0428001号の別添2の海外渡航者向けの普及啓発パンフレット、「ウエストナイル熱を知っていますか？」を活用の上、海外渡航者及び関係機関に対すウエストナイル熱対策の注意喚起について対応願います。

　なお、ウエストナイル熱の主要発生国である米国が流行期であることから、貴管内におけるウエストナイル熱の媒介蚊対策について、来航する航空機への媒介蚊対策の指導、航空機内及び空港等における媒介蚊のサーベイランス等、一層の徹底を図るようお願いします。