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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] ブルセラ症に関する感染予防について

[場所] 
[年月日] 2008年9月11日
[出典] 厚生労働省
[備考] 
[全文] 

(平成20年9月11日)

(健感発第0911001号)

(各都道府県・各政令市・各特別区動物由来感染症担当部局長あて厚生労働省健康局結核感染症課長通知)

 日頃より、動物由来感染症対策にご理解とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

 今般、名古屋市において、動物取扱業者(犬の繁殖等を実施)がブルセラ症と診断され、当該施設の犬からの感染が疑われる事例がありましたので、下記のとおり概要を情報提供します。

 現在、名古屋市により関係する調査が行われているところですが、本病の感染予防に関しては、犬及び犬を取扱う者の健康管理に努め、特に繁殖時などの犬の取扱いにあたっては手袋、マスク等を用いると共に、汚染物等の廃棄や消毒を徹底することが重要となりますので、貴職においても、動物取扱業者等への感染予防のための周知に改めてご配慮くださいますようお願いいたします。

 なお、本件については別途、環境省動物愛護部局並びに社団法人日本獣医師会に情報提供していることを申し添えます。

 参考までに、名古屋市が作成したブルセラ症に関するリーフレットを添付いたします。


   記

 平成20年8月に、ブルセラ症患者(2名)の発生があった(原因菌:ブルセラ・カニス、症状:発熱・肝機能障害等)。

 この2名の患者は、同じペットショップで犬の繁殖等に従事しており、出産時の悪露等との接触により感染したと推定されている。なお、患者は、快方に向かっている。

{参考添付は省略}