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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 大韓民国政府と中華人民共和国政府との民間航空機の協力開発に関する約定

[場所] ソウル
[年月日] 1994年10月31日署名、発効
[出典] http://www.mofat.go.kr/ko/division/jo_treaty_list.mof?ipage=&b_code=treaty_1&div_m_code=NN,告示253号
[備考] 翻訳 金淑賢
[全文]

李鵬中華人民共和国国務院総理は金泳三大韓民国大統領の招請で、1994年10月31日から11月4日まで大韓民国を公式訪問した。

同訪問期間中、韓国側と中国側は両国間の民間航空機産業分野の協力問題に関して、友好的な会談を行った。同会談で双方は民間航空機の協力問題に対して深い関心を表明し、これに対する意見を交換した。

双方は、1994年6月6日北京において両国政府間で締結された「大韓民国政府と中華人民共和国政府との韓中産業協力委員会の設置に関する協定」と「大韓民国政府と中華人民共和国政府との民間航空機産業技術協力及び開発に関する諒解覚書」による数回の協議を通じて、両国間の民間航空機産業技術の共同開発に合意し、中型飛行機の開発に関する適合調査を行い、早期に共同開発事業計画を提出することとした。双方は、韓国側が三星航空産業株式会社を、中国側が中国航空工業総公社を指定して、この事業を担当・主管させることに合意した。

双方は、韓中企業間の民間航空機分野における協力を互恵平等の基礎の上に相互に補完して、この協力事業が近いうちに、比較的大きな進展があるよう共に努力していくこととした。また双方は今後も定期的に会談を持ち、協力分野と関連する事項に関して協調していくことにした。

この約定は署名日から効力を発する。

この約定は1994年10月31日ソウルで署名され、ひとしく正文である韓国語及び中国で各2部ずつ作成された。

大韓民国政府を代表して

署名:金・(吉+吉(吉を左右に並べる))壽(商工資源部長官)

中華人民共和国を代表して

署名:石万鵬(Shi Wanpeng)(国家経済貿易委員会副主任)