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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 国連気候変動枠組条約第17回締約国会議の成果について内閣総理大臣コメント

[場所] 東京
[年月日] 2011年12月11日
[出典] 外務省
[備考] 
[全文]

1. COP17で採択された一連の決定を歓迎。今次会合では,我が国の主張が反映される形で,すべての国が参加する新たな法的枠組みの構築に向け,そこに至る道筋が明確に示される等,大きな成果を得ることができた。

2. 交渉において,我が国は,東日本大震災の国難にもかかわらず,気候変動問題に取り組む姿勢が変わらないことを明らかにしつつ,新たな枠組み構築のための作業部会の設置を提案する等,議論に積極的に貢献するとともに,我が国独自のイニシアティブとして,「世界低炭素成長ビジョン」などの具体的な提案を行った。

3. 引き続き,地球温暖化問題の解決のため,最大限の努力を行っていきたい。