[文書名] ICEF (Innovation for Cool Earth Forum) 秋本政務官ビデオメッセージ
本日はICEFの開会式において皆様に御挨拶できることを大変光栄に思います。今年のICEFは、様々な国・地域の産官学のリーダーが集い、低炭素イノベーションを加速するアクションについて議論を行う貴重な機会であり、開催に祝意を表します。
昨年のCOP26ではパリ協定のルールブックが完成し、世界は、1.5度努力目標の実現に向けてパリ協定を着実に実施すべき段階に入りました。今秋のCOP27に向け、国際社会が協調して、世界の脱炭素化の取組を加速するためのアクションに焦点を当てていくことが重要です。
現在、世界はウクライナ情勢を受けて、エネルギー安定供給と気候変動対策をいかに両立させていくかという大きな課題に直面していますが、長期的には、2050年のカーボンニュートラル実現という目標が変わることはありません。この目標に向けて、各国の事情に応じた、誰一人取り残さないエネルギー転換を実現していくためには、多様な低炭素イノベーションが重要な役割を果たします。
現下のエネルギー危機を乗り越え、日本の技術を生かして、2050年カーボンニュートラルを実現し、持続可能な発展と地球規模での気候変動問題の解決につなげることが重要です。
今後も、日本は、各国との様々なチャネルを活用しつつ、皆様と連携しながら世界の発展に向けて尽力してまいります。