[文書名] インド洋・アフリカ経済圏イニシアティブ:行動指針
インド洋・アフリカ経済圏イニシアティブ:行動指針
1 背景
※ 「インド洋・アフリカ経済圏」(インドからアフリカ全土にわたる地域)は、世界平均を上回るペースで成長を継続。特にインド、サブサハラアフリカの伸びが著しい。
※ アフリカは、
急激な人口増(2050年には約25億人、特に若年人口の伸びが顕著)
豊富な鉱物資源(銅、コバルト等)巨大な消費市場(「アフリカ大陸自由貿易圏」(AfCFTA)が実現すればGDP3.4兆米ドル、約15億人の単一市場)
を背景に、将来的に世界経済を牽引する潜在性あり。
※ 近年、アフリカ向け経済における、中東(湾岸諸国等)、インドの存在感が増している。
2 基本的考え方
※ 「インド洋・アフリカ経済圏」において、インド、中東諸国といったインド洋諸国と協働し、アフリカの域内統合や産業発展のための取組を推進する。
※ そのために、アフリカが掲げる優先事項に寄り添い、アフリカ各国やインド洋諸国との共創・協力の取組を推進していく。
※ 「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)のビジョンの下での取組と位置づけ、我が国とアフリカ等グローバルサウス
各国との関係強化を図るとともに、インド洋諸国からアフリカとの貿易・投資市場を目指す日本企業の取組を支えていく。
3 取組の方向性
(1)インド洋諸国との協力強化
(2)インド洋・アフリカ経済圏の連結性の強化
(3)共創・共業を基礎とした域内産業の発展と雇用創出
インド洋・アフリカ経済圏における日本の主な取組*1*
(1)インド洋諸国との協力強化
●日本企業と、インド洋諸国の第三国企業との協業の促進
・日印産業共創イニシアティブ
・日印産業競争力パートナーシップ
・官民合同経済対話(バングラデシュ、パキスタン)
・アフリカをはじめ、域内の企業に投資する印ファンドへの出資
(2)インド洋諸国とアフリカの連結性強化
●アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)実施促進
・AfCFTAとの連携に関する産学官共同検討委
●回廊などの支援を通じたアフリカ域内外の連結性強化
・東アフリカ・北部回廊支援
・ナカラ回廊開発に関する広域オファー型協力
・西アフリカ成長リング支援
●第三国協力を通じた貿易・投資関係強化
・投資促進アドバイザー
(3)共創・共業を基礎とした域内産業の発展と雇用創出
●産業基盤とバリューチェーンの強化
・デリー・ムンバイ貨物専用鉄道(DFC)
・タンザニア全国総合運輸マスタープラン改訂プロジェクト
●輸出入拠点化の推進
・モンバサ港(ケニア)、ナカラ港(モザンビーク)、トアマシナ港(マダガスカル)等の開発
・マタバリ港(バングラデシュ)、バンダラナイケ国際空港(スリランカ)
●日インド洋・アフリカ間のスタートアップ等の協力拡大
・日本アフリカ産業共創イニシアティブ
・ナイジェリアのスタートアップ支援
・インド・テランガナ州における起業・イノベーション促進借款
●産業分野、IT分野等での人材育成
・エジプト日本科学技術大学(E-JUST)
・零細・中小企業向けカイゼン研修(チュニジア)
・TICAD産業人材育成センター(エチオピア)・セネガル日本職業訓練センター
・ICT産業振興(ウガンダ)
{*1* 地図上に記載されている各国の取組内容は省略}