データベース「世界と日本」(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] G20シャドーバンキングの監視と規制の強化に向けたロードマップ

[場所] 
[年月日] 2013年9月6日
[出典] 外務省
[備考] 
[全文]

 


2013年11月

証券監督者国際機構(IOSCO)は、透明性及びリスクのモニタリングの向上のため、国際的なヘッジファンド・セクターに関する分析を行い、金融安定理事会(FSB)が定期的に行うシャドーバンキング・モニタリング調査に貢献。

2013年11月

金融安定理事会(FSB)は、第三次シャドーバンキング・モニタリング調査を公表。

2013年
第4四半期

FSBは、中央清算されない証券貸借取引のヘアカット提案に関する包括的な定量的影響度調査を実施。

2013年末

バーゼル銀行監督委員会(BCBS)は、大口エクスポージャー(シャドーバンキングへのエクスポージャーを含む)の制限に対する監督枠組みを策定。

2014年3月

BCBSは、銀行によるファンド(シャドーバンキングに従事するものを含む)のエクイティへの投資に関する資本の取扱いに係る、国際的に統一されたリスク感応度の高いルールを策定。

2014年
第2四半期

FSBは、中央清算されない証券貸借取引のヘアカット算定方法の最低限の基準とヘアカットの数値上の下限に関する枠組みの提言を最終化。

2014年

FSBは、2014年3月までに、(MMFを除く)その他のシャドーバンキング主体に関する政策枠組みにおける情報共有プロセスを策定した後、情報共有を開始し、2014年後半にG20財務大臣・中央銀行総裁会合に報告。

2014年

IOSCOは、MMFに関する提言(2012年)のメンバー国における実施状況についてピア・レビューを行い、2014年後半にG20に進捗状況を報告。

2014年

IOSCOは、インセンティブを調整する制度(リスクリテンション規制を含む)のメンバー国における実施状況についてピア・レビューを開始し、2014年後半にG20に進捗状況を報告。

2014年

BCBSは、銀行のシャドーバンキング主体との相互関係におけるリスクを緩和するための政策改革の実施状況について進捗を報告。

2014年末

FSBデータ専門家グループは、レポ・証券貸借取引に関する国際的なデータ収集と集計のための基準とプロセスを提案。

2015年

BCBSは、大口エクスポージャーの制限のための監督枠組み及び銀行によるファンドへの投資に関する資本の取扱いに関するルールの実施状況について進捗を報告。

2015年

FSBは、(MMFを除く)その他のシャドーバンキング主体に関する政策提言のメンバー国における実施状況についてのピア・レビューを開始する。その結果を踏まえ、FSBは、問題となるシャドーバンキング主体に関する更なる政策提言を策定する必要性を評価し、その結果を2015年にG20財務大臣・中央銀行総裁会合に報告。