[文書名] 質の高いインフラ投資に関するG20原則 議長による注釈
日本議長による注釈:
G20大阪サミットに向けて,日本議長は,財務トラックやシェルパ・トラックを通じて,質の高いインフラ投資に関する一連の原則の精緻化を図ってきた。G20開発作業部会(DWG)は,この問題を持続可能な開発の視点を強調しつつ議論するグループとして,4月25日,質の高いインフラの要素についての独自のインプットとして,「持続可能な開発に向けた連結性強化のための質の高いインフラの主要要素」をインフラ作業部会(IWG)に提供した。その上で,IWGは「質の高いインフラ投資に関するG20原則」を纏め,G20財務大臣・中央銀行総裁会議に提示し,6月9日に承認された。この「原則」は,最終的に6月29日にG20大阪サミットで首脳によって承認された。IWGにおいて「原則」の合意に至った後も,DWGは「主要要素」について熟考を重ねた。議長としては,質の高いインフラに関し,今後いかなる議論を行う場合も,合意された「原則」に基づくべきであることを明確にすることを望み,DWG内で行った議論を確認する必要があると感じ,DWGの作業文書として「主要要素」を公表することとした。