[文書名] G20デジタル経済大臣会合 長峯政務官発言
・世界と地域の経済や安全保障にかかる地政学的な問題が山積する中で、G20間の協調形成に御尽力された議長国・インドネシアに、心より御礼を申し上げます。
・データへのアクセスは、デジタル経済における機会と果実の創出に死活的であり、そのため、プライバシーやセキュリティ、知的財産権等データの越境移転に関する課題に対応することが重要です。この課題に取り組むことは、データに関連する様々な各国規制間の膨大な調整に取り組むことです。
・G20のレガシーに立脚し、DFFTの具体化を主導してまいります。DFFTの具体化には、異なるデータガバナンスの在り方の間の相互運用性を高める方法が必要です。具体化にあたっては、相互運用性と規制の透明性を高めていくために必要な国際的な仕組みを立ち上げます。国境を越えるデータのライフサイクルに関わる産業界や市民社会などのステークホルダーのコストを軽減するため、PETs(Privacy Enhancing Technologies)などの先進的な技術を活用しながら、新たなガナバンス手法を推進することも主導していきます。
・日本として、今後も基本的価値の尊重に基づくデジタル経済の発展と一体性に貢献していきたいと思います。最後にもう一度議長国インドネシアの献身と忍耐を称えたいと思います。ありがとうございました。