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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] G20エネルギー移行大臣会合 成果文書及び議長総括 附属書 I G20水素に関するハイレベル自主原則<

[場所] インド,ゴア
[年月日] 2023年7月22日
[出典] 経済産業省
[備考] 
[全文] 

附属書 I

G20水素に関するハイレベル自主原則

 我々は、あらゆるセクターにおいて、排出削減を可能にする自主原則を支持し、持続可能性の側面に取り組むつもりである。これは、ゼロ及び低排出技術から製造される水素及びアンモニアなどのその派生物の製造、利用、取引に向けた対策を加速させることにより、世界的な温室効果ガス排出量ネット・ゼロ又はカーボンニュートラル目標の達成に貢献する。この目的のため、我々は、水素に関する以下の5つのハイレベルな指針となる自主原則を歓迎する。:

1. ゼロ及び低排出技術から製造される水素及びアンモニアなどのその派生物の認証に関する国の基準の開発及び世界的に調和されたアプローチへの取り組みに関する協力を奨励する。

2. 強靭で多様化されたサプライチェーンに支援された、WTOのルールに沿って、ゼロ及び低排出技術から製造された水素及びアンモニアなどの派生物の自由で公正な貿易を促進する。

3. 技術革新、ビジネスモデル、研究開発協力を加速し、国際協力を強化する。

4. ゼロ及び低排出技術から製造される水素及びアンモニアなどの派生物の生産、利用、世界貿易を強化するための投資を促進し、資金を動員し、インフラを整備する。

5. 地域的及び国際的なイニシアティブ及び制度の開発を含め、温室効果ガス排出量ネット・ゼロ又はカーボンニュートラルの道筋に貢献することを目指し、ゼロ及び低排出技術から製造される水素及びアンモニアなどの派生物に関する自主的な情報共有、協力、対話、知識交換及び能力構築を支援し、可能にする。