[文書名] 日本・メルコスール 「枠組み」の下での議論の総括
1. 日本とメルコスールは、2025年12月に「枠組み」を立ち上げ、その下で、2026年1月27日にパラグアイ共和国のアスンシオン市において第1回会合を、同年3月25日にカメルーン共和国のヤウンデ市において第2回会合を開催した。
2. 第1回会合では、貿易・投資を含む幅広い分野について議論を行い、枠組みを具現化するための具体的かつ相互に有益な道筋を探る手段として、継続的かつ建設的な対話を維持することの重要性を再確認した。
3. 第2回会合では、日本とメルコスールは、複雑化する国際情勢の中、日本とメルコスールとの間の経済関係を一層の高みに引き上げることは双方にとって大きな戦略的な意義があることを確認し、最近の同志国・地域の間における経済関係の多角化を目指す動きを踏まえつつ、日本とメルコスールが仮に経済連携協定(以下「EPA」という。)交渉を開始するとした場合の双方の関心分野やセンシティビティについて、情報交換を行った。
4. こうした議論を通じて、日本とメルコスールは、長きにわたる信頼と友好関係を有し、価値と原則を共有する戦略的に重要なパートナーであることを確認した。両者は、昨今の不安定な国際情勢の下において、重要鉱物、エネルギー、技術及び農業関連産業といった戦略的セクターのサプライチェーンの多角化を含む経済安全保障・食料安全保障の確保並びにルールに基づく自由で公正な国際経済秩序の強化のために、協力していくことを確認した。
5. こうした両者の関係に基づき、日本とメルコスールは、「枠組み」を通じて深化させた両者の経済関係を更に前進させる意思を確認した。両者は、次の枠組みの下で交渉することを確認した。
- 日本とメルコスールとの間のEPAは、包括的で貿易・投資に関する双方の全ての関心事項を扱うものとする。
- また、双方のセンシティビティに十分に配慮しながら、全ての品目を交渉の対象としつつ、バランスの取れた相互に利益のある協定とする。