[文書名] 六・四事件についての塩川内閣官房長官談話
(イ)、中国における学生・市民による反政府行動が長期化し、戒厳令がしかれるという状況に対し、我が国政府としても大きな関心をもってその推移を見守るとともに、かかる事態が円満に解決されることを期待してきたところである。
(ロ)、しかるに、四日未明、軍の実力行使による衝突の結果、多くの人命が失われるという痛ましい事態に至ったことは、まことに遺憾であると言わざるを得ない。
(ハ)、我が国政府としては、事態がこれ以上悪化しないことを強く希望するとともに、中国の情勢が一日も早く正常に復することを期待するものである。