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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 領海法についての呉建民外交部スポークスマンの記者会見談話を伝えた人民日報記事

[場所] 
[年月日] 1992年2月27日
[出典] 日中関係基本資料集、779頁.
[備考] 
[全文]

呉建民外交部スポークスマンは二十七日の記者会見で、ある記者が、中日国交樹立二十周年に当たり、中国は何故「領海およびその隣接区法」の公布の際に釣魚島(尖閣諸島)を書き入れたのか、と質問したのに対し、次のように述べた。

大量の歴史的な事実は釣魚島が中国に所属することを証明しており、同時に国際法の角度から見ても中国のこの立場には反駁の余地がなく、従って「領海法」で中国がこの立場を再表明したことには非難の余地がない。

なお、中国の領海法の公布と中日国交正常化二十周年とは関係がない。