[文書名] 日中国交正常化二十五周年についての小渕外務大臣談話
一、本二十九日、日中国交正常化二十五周年の記念すべき日を迎え、日中両国の国民が共にこれを祝賀することを、誠に喜ばしく存じます。外交当局を代表して慶賀の意を表したいと思います。
二、国交正常化後、日中両国は体制の違いを乗り越えて各方面において友好協力関係を発展させ、それによって両国が共に利益を得ることが出来るという貴重な事実を証明してきました。今や、日中両国にとり、お互いの存在はなくてはならないものとなっております。
三、良好な日中関係を維持、発展させていくことは、日中双方のみならずアジア太平洋地域ひいては世界の平和と繁栄にとっても重要であり、将来を展望すれば、その重要性は益々高まっていくこととなりましょう。日中両国が地域における建設的パートナーとして、更に多くの国際的課題に協力して取り組むべく、政府としても引き続き新たな四半世紀、次の世紀に向けて最大限の努力をしていきたいと考えております。
(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/happyo/danwa/danwa_9/do_0929.html)