[文書名] 三木外務大臣のチェッコスロヴァキア社会主義共和国訪問について
三木外務大臣は、夫人および随員とともに、V・ダヴィド外務大臣の招待により、一九六七年七月二七日から二九日まで、チェコスロヴァキア社会主義共和国を公式訪問した。
三木大臣は、滞在中、ヨーゼフ・レナールト総理大臣に表敬し、ワーツラフ・ダヴィド外務大臣およびフランチーシェク・ハモウズ外国貿易大臣と会談した。
三木大臣とワーツラフ・ダヴィド大臣は会談に際し、現在の国際諸問題についての意見を交換し、両国関係を一層発展させることに関連する諸問題をとりあげた。
双方は、経済、科学技術協力ならびに文化、スポーツの分野において、日本、チェッコスロヴァキア関係をさらに一層発展させるための可能性が存在することを合意した。
フランチーシェク・ハモウズ外国貿易大臣との会談に際し、双方は、貿易が増加傾向にあることを認め、さらにそれを発展させる方途を探求する必要があることを合意した。
訪問中の諸会談は、丁重かつ友好的な雰囲気のうちに行なわれた。
三木外務大臣は、ワーツラフ・ダヴィド・チェッコスロヴァキア社会主義共和国外務大臣が日本国を公式訪問するように招待した。