[文書名] KEDO軽水炉プロジェクト主契約の署名について
1.本15日ソウルにおいて、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)と韓国電力公社(KEPCO)の間で、KEDO軽水炉プロジェクトの本格工事を開始するための主契約が署名・締結された。わが国は、KEDOの主要なメンバーとして、同プロジェクトの推進に努力してきており、主契約の署名を心から歓迎する。
2.KEDOが北朝鮮に軽水炉を供与する前提として、北朝鮮が国際原子力機関(IAEA)との保障措置協定の完全履行を達成し、これを通じ過去の核兵器開発疑惑の解明をしていくことが必要であり、北朝鮮が国際社会の呼びかけに応え、その責務を遂行するため、関係国およびIAEA等と十分に協力していくことを強く求める。
(参考)
1.署名式は、本15日午前11時、ソウルのKEPCO本社において行われる。署名者は、アンダーソンKEDO事務局長およびチェ(Choi)KEPCO社長。
2.KEDO軽水炉プロジェクトでは、これまで軽水炉建設現場での土木工事等の準備工事が行われてきたが、主契約の署名・締結により、軽水炉本体の製造を含む広範な作業を行うことが可能となる。