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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] OAPEC石油大臣会議声明

[場所] クウェイト
[年月日] 1973年11月5日
[出典] 外交青書18号,172頁.
[備考] 仮訳
[全文]

 アラブ石油大臣は,1973年11月4〜5日クウェイト市において第2回会議を開き,先日行われた決定の履行方法とそれにより生ずる効果を検討した。石油大臣はまた,いくつかの決定を採択した。その中には,この決定の参加国であるアラブ諸国の石油生産削減の総量が米国及びオランダに対する石油供給禁止の結果削減される量を含め,1973年9月の産出量の25%とするとの決定が含まれる。さらに12月には引続き,11月産出量の5%を新たに削減する。但し,この削減は,友好国が1973年の最初の9か月間にアラブ産油国から輸入してきた量に影響を与えないことを条件とする。

 会議は,2回に亘つて行われたアラブ石油大臣の会議において採択された決定に関し,アラブの見解を説明するためにアルジェリア・エネルギー大臣とサウディ・アラビア石油鉱物資源大臣を西側諸国に派遣することを決定した。

 会議はまた,その決定の履行とその効果をフォローするため,必要な場合将来その都度会議を開くことを決定した。