[文書名] イラン・イラク紛争における化学兵器の使用についての安倍外務大臣談話
今般,国連による現地調査の結果,イラン領内において,化学兵器の使用が確認されたが,かかる兵器の使用は1925年のジュネーヴ議定書違反であり,極めて遺憾である。今後このような兵器が使用されることのないよう強く訴える。
なお,我が国は,イラン・イラク紛争が今日依然として継続していることを深く憂慮しており,両紛争当事国に対し紛争を早期かつ平和手段で解決するよう引き続き要望する。
また,我が国としては,包括的な化学兵器の禁止に向けて国連及びジュネーヴ軍縮会議において引き続き積極的な努力を行っていく考えである。