[文書名] 日本、米国、豪州及びインドによる日米豪印重要鉱物イニシアティブ枠組み
日本、米国、豪州及びインド(「日米豪印パートナー」)は、先端技術、経済成長及び我々の産業基盤の強靱性にとって不可欠な、安全な重要鉱物サプライチェーンの発展を支援する意図を有する。日米豪印重要鉱物イニシアティブを通じ、日米豪印パートナーは、経済政策ツールと協調的投資を活用して、多様化された公正な重要鉱物市場の発展を加速させ、我々の地域の経済成長及び安全保障に不可欠な重要鉱物の供給を支援するために協力する意図を有する。
本枠組みは、各パートナーの国内政策及び優先事項に十分な考慮を払いつつ、重要鉱物サプライチェーンに関する日米豪印パートナー間の協力の重点分野を定める。
I. 投資及びプロジェクト開発
日米豪印パートナーは、採掘、加工及びリサイクルを含む重要鉱物サプライチェーンを強化するために、新規及び既存の取組を通じて、官民合わせて最大200億ドルの支援を動員する意図を有する。その取組には以下のものが含まれる。
・ 日米豪印パートナー国内に所在する、日米豪印パートナー国内に本社を置く企業が運営する、又は日米豪印パートナー国の市場に供給するプロジェクトなど、重要鉱物サプライチェーンのギャップに対処する、日米豪印と関連を有するプロジェクトを特定すること。
・ 適当な場合には、輸出信用機関、開発金融機関、民間資本の動員、又は債務保証、融資、出資参画、保険、補助金、オフテイク若しくはその他の商業的取決めといったその他の公的支援ツール等を通じて、戦略的重要鉱物プロジェクトを支援すること。
・ 日米豪印パートナー国内及び地域において、民間資本の動員を支援し、重要鉱物サプライチェーンを強化するための新たなメカニズムを探求すること。
II. 規制の整合及び全体的な環境
日米豪印パートナーは、各国の国内法に従い、適当な場合には、重要鉱物開発のための全体的な環境の改善を目指す。その取組には以下のものが含まれる。
・ 許認可スケジュール及びプロセスの迅速化又は合理化のための措置を含む、許認可、ライセンス及び規制プロセスに係るグッドプラクティス及び技術的アプローチに関する情報を、適当な場合に共有すること。
・ 国家安全保障を脅かす重要鉱物に関連する取引を審査し、適当な場合に対処するためのツール及び権限を、国内法と整合する形で整備又は強化すること。
・ 地質図作成及び資源評価に関連する技術開発及び能力構築において協力すること。
・ 高い基準の市場、価格メカニズム又はその他の措置等、非市場的政策及び不公正な貿易慣行に対処するための協調措置の実現可能性を検討すること。
III. 重要鉱物のリサイクル及び回収
日米豪印パートナーは、サプライチェーンを強化し、適当な場合には日米豪印パートナー及び同志国における重要鉱物リサイクルを促進するため、電気・電子機器廃棄物及びその他スクラップ材料からの重要鉱物の回収及び利用を改善するために協力する意図を有する。その取組には以下のものが含まれる。
・ 民間部門と連携しつつ、日米豪印パートナー間における重要鉱物リサイクル技術、加工及び回収ネットワークへの投資の促進を奨励及び支援すること。
・ 堅固な回収及びリサイクルプロセスの構築又はその創設の促進等を通じ、重要鉱物の回収強化に向けて協力すること。
・ 日米豪印パートナー間において、電気・電子機器廃棄物及びスクラップ材料からの重要鉱物の回収及びリサイクルにおける技術革新を促進すること。
・ 各パートナーの国内法令・規制及び国際的な義務に沿って、適当な場合には、日米豪印パートナー間における関連廃棄物及びスクラップの輸出入手続の合理化に向けた協力を探求すること。