データベース「世界と日本」(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 旅順撤退共同コミュニュケ(中国ソ連邦が共同係用している中国の旅順口海軍根拠地からソ連邦の軍隊が撤退し同根拠地を完全に中華人民共和国の完全なる支配下に移すことに関する中ソ共同コミュニケ)

[場所] 
[年月日] 1954年10月12日
[出典] 日本外交主要文書・年表(1),672頁.外務省アジア中国課編「中共対日重要言論集」第1集,117−123頁.
[備考] 
[全文]

 中華人民共和国政府とソ連邦政府は朝鮮戦争が停止し、インドシナの平和が回復して以来、極東の国際情勢におこつた変化にかんがみ、また中華人民共和国の国防力が強固なものになつていることに留意し、両国間にすでに打ち立てられた日増しに強固となつている友好協力関係にもとづき、共同で使用している旅順口海軍根拠地からソ連邦の軍隊が撤退し、同地区の設備を無償で中華人民共和国政府に引渡すことをここに取決める。

 ソ連邦の軍隊の撤退および旅順口海軍根拠地の設備を中華人民共和国政府に引渡す措置の進行については、双方は一九五〇年二月十四日の協定にもとづいて組織された旅順口中国ソ連邦連合委員会に責任をもたせることを取決める。

 ソ連邦軍隊の撤退および旅順口海軍根拠地区の設備の中華人民共和国政府への引渡しは、一九五五年五月三十一日に完成されるものとする。

  一九五四年十月十二日