[文書名] 日ソ共同新聞発表(抜粋)(1991年1月23日)
中山太郎日本国外務大臣は、ソヴィエト社会主義共和国連邦政府の招待により、1991年1月21日から23日までソヴィエト社会主義共和国連邦を公式訪問した。
中山太郎日本国外務大臣は、エム・エス・ゴルバチョフ・ソヴィエト社会主義共和国連邦大統領と会見した。エム・エス・ゴルバチョフ・ソヴィエト社会主義共和国連邦大統領は、1991年4月中旬に日本国を訪問する意向を確認した。中山太郎日本国外務大臣は、日本国政府を代表して、エム・エス・ゴルバチョフ・ソヴィエト社会主義共和国連邦大統領の訪日を歓迎した。訪問の具体的時期は、外交経路を通じて合意される。
中山太郎日本国外務大臣及びア・ア・ベススメルトヌィフ・ソヴィエト社会主義共和国連邦外務大臣は、エム・エス・ゴルバチョフ・ソヴィエト社会主義共和国連邦大統領の日本国公式訪問の問題についての話し合いを継続した。
(略)
両大臣は、1973年10月10日の日ソ共同声明において確定した合意に基づいて、日ソ平和条約締結に関する交渉を継続した。同交渉において双方は、両国関係に存在する困難の除去に関する諸側面についての認識を述べ、平和条約を締結するため、交渉を一層促進することに合意した。両大臣は、平和条約作業グループの活動を肯定的に評価した。平和条約作業グループの次回会合を本年2月に開催するとの合意が達成された。
(以下、省略)