[文書名] 在日米軍施設における水成膜泡消火薬剤(AFFF)の交換に関する声明
米国政府は、日本国内の全ての米海軍及び米海兵隊基地、本州の米陸軍基地、並びに三沢空軍基地において、旧式水成膜泡消火薬剤の交換と廃棄を完了し、旧式水成膜泡消火薬剤は、原料としてPFOS及びPFOAを含まない新式組成の水成膜泡消火薬剤と交換されました。また、米国政府は、日本国内で認可を受けた処分事業場における焼却処分によって、撤去された旧式水成膜泡消火薬剤の廃棄処理を完了しました。米国政府は、厚木海軍基地、岩国海兵隊基地、三沢空軍基地を含む在日米軍施設内に所在する自衛隊施設においても、自衛隊が、PFOS及びPFOAを原料として含まないことが製造業者によって確認された製品へ交換していると認識しています。
沖縄の米陸軍貯油施設(金武湾タンクファーム、桑江タンクファーム、ホワイトビーチタンクファーム)における旧式水成膜泡消火薬剤廃棄に係る契約は2023米国会計年度に開始する予定であり、2024年米国会計年度中の処分完了を見込んでいます。また、沖縄の米陸軍貯油施設の水成膜泡消火薬剤設備を解体し、泡消火薬剤を使用しない水消火設備に置き換える予定です。米国政府は既存の水成膜泡消火設備を停止させたため、これらは非稼働の状態となっています。
米国政府は、米国国防授権法に基づき、2024年10月1日付で、旧式及び新式組成の水成膜泡消火剤薬剤の使用を、全ての米軍施設で禁止します。現在、米国において、有機フッ素物化合物(PFAS)を含まない非フッ素泡消火薬剤(F3)の、試験を行っています。米軍施設は、新しいF3に変更、または水消火設備に移行する予定です。
米国政府は引き続き、各米軍施設における水成膜泡消火薬剤の交換と廃棄に取り組んでいきます。