データベース「世界と日本」(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] ベトナム・ラオス・カンボジア外相会議決議

[場所] 
[年月日] 1980年7月18日
[出典] 日本外交主要文書・年表(3),1169頁.月刊国際問題資料,1980年8月,15−6.
[備考] 
[全文]

1.東南ア、世界における米帝、北京反動主義者による軍備競争、緊張の醸成、冷戦の再開、と平和安定に反する行為を非難する。

2.世界の安全・デタントを促進し、ヨーロッパ及び世界における戦争の危険をなくそうとするソ連の平和的イニシアチブ、5月15日のワルシャワ条約機構宣言を支援していく。

3.アジア・アフリカ・ラテンアメリカ人民の平和・独立・民主主義・社会進歩のための闘争に参加していく。

4.植民地主義・新植民地主義の搾取、天然資源に対する主権の回復、国際経済関係における差別・不平等を解消し、公正な新国際経済関係の樹立を求める開発途上国を支援していく。

5.非同盟主義の強化・発展に協力していく。

6.PLOの下に民族自決権、パレスチナ国家建設のために闘うパレスチナ人民を支援していく。

7.アフガニスタン人民共和国の人民・政府の主権・独立保持のための闘争を支援していく。

8.米帝による対イラン・イスラム共和国侵略・干渉行為に対するイラン人民の闘争を支援していく。

9.米帝国主義者によるインド洋における軍事力強化及び基地拡大化を非難する。

10.インドの非同盟主義における役割をたたえ、アジア、世界の平和と安定に寄与するインドの平和・独立の外交政策を支持する。

11.ナミビア、アンゴラ、南ア人民による南アのアパルトヘイト植民地主義政策に対する闘争を支援していく。

12.米帝による中央アメリカ、カリブ海における侵略・干渉政策を非難すると共に、キューバ人民の反帝闘争を支援していく。