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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 馬英九総統が日本の「超党派友好議員訪問団」一行と会見

[場所] 台北
[年月日] 2010年7月23日
[出典] 台北駐日経済文化代表処
[備考] 
[全文]

馬英九総統が日本の「超党派友好議員訪問団」一行と会見

 7月23日、馬英九総統は総統府において、日本の「超党派友好議員訪問団」一行と会見し、「台湾にとり日本は第2位の貿易パートナーであり、日本にとっても台湾は第4位の貿易パートナーであり、さらに、日本は台湾の国内への投資が最も多い国の1つである。そのため、両岸間での『両岸経済協力枠組み協議(ECFA)』調印後、台湾は日本とも経済貿易面での協力ができるよう希望しており、今回の一行の来台で、双方の関係がより一層前進するよう期待している」と述べた。

 さらに、「この2年間、日本から多くの皆様が台湾を訪問され、きわめて嬉しい限りである。台日両国はこれまでに長い年月にわたる友好交流の歴史があり、この2年間にも新たなる進展があり、双方の関係はより一層密接になった。たとえば、昨年の『台日特別パートナー関係促進年』、北海道に台湾の駐日代表処札幌分処の開設、間もなく開始予定の台北松山空港と東京羽田空港間の直行便運行、台日青年ワーキングホリデー制度などである。台湾では、国立故宮博物院収蔵の国宝級文物の日本での展覧会開催を準備しており、現在は日本の国会において借り受けた海外美術品についての関連保護法案が可決されるのを待っている状態であり、これが速やかに可決され、日本での展覧会開催が順調に行われるよう願っている」との考えを示した。