データベース「世界と日本」(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所
機密文書研究会 東京大学・法学部・北岡伸一研究室

[文書名] 沖縄問題

[場所] 
[年月日] 1969年11月5日
[出典] 外務省,いわゆる「密約」問題に関する調査報告対象文書(2.1960年1月の安保条約改定時の朝鮮半島有事の際の戦闘作戦行動に関する「密約」問題関連),文書2−7
[備考] いわゆる「密約」問題に関する調査報告の際に公開された文書。公開されたものは外務省電信案様式に手書きによる文書。漢字、送りがなの用法、誤記と思われるものも含めてできるだけ忠実にテキスト化した。欄外の書き込みの記録は本文前に記載しオリジナルの記載箇所を<>内に記した。
[全文]

<1ページ目 欄外左上>

漢{前1文字スタンプ}

<1ページ目 欄外左下>

写済{前2文字スタンプ}

5 121{前4文字スタンプ}

152

外務省電信案

特秘※{※は花押}

総第54920号

第2218号

昭和44年11月5日18時37分発

YYYYY 至急 発電係※{※は花押}

事務次官{事務次官の前にアトと書き込みあり}

官房長※{※は花押}主管

主管

米局長※{※は花押}

米参出張中

北米一長※{※は花押}

主管局部課(室)名

アメリカ局長

起案 昭和44年11月5日

協議先

条約局長※{※は花押} 下田大使※{※は花押}

在米吉●{前1文字解読不能}臨時大使あて愛知大臣発

件名 沖縄問題

下田大使より田中大使へ

米発大臣宛電報第3458号に関し冒頭電報1及び2に言及された米側最終方針決定の段取りについては東京に於ても在京米大使館より本省に内報あり本省に於ても米側の連絡待ちの狀況にある処、大臣ともお打合の結果この際は専ら核の問題に絞ることとし爾余の問題即ちTRANSIT並びに朝鮮半島の問題の扱いに関しては我方より貴地に於て殊更に照会することは適当ならずとの見解であるのでご承知置きありたく。なおアメリカ局長がスナイダー公使と懇談せる際先方は右二件共我方の再確認を求める意図なき趣に付貴大使限り御含み置きありたい。

(了)