[文書名] ファクト・シート 日米同盟深化のための日米交流強化
菅直人内閣総理大臣は,2010年11月13日に横浜においてバラック・オバマ大統領と会談を行った。菅総理は,中長期的な日米同盟の深化・発展のためには,国民の幅広い層における相互理解促進が不可欠との認識のもと,
1. 日米交流をさらに強化するための以下の新たなイニシアティブを発表し,引き続き有益な施策の検討を進めるとともに,5年間で数千人規模の新規交流を目指す旨述べ,
(1)日本人若手教員等の米国派遣
● 日本人若手英語教員の米国派遣
● 日本人若手日本語教員の米国派遣
● 日本語教育インターンの米国派遣
(2)その他各種事業
<教育の連携>
● 日米を含む大学間連携や学生の双方向交流の推進
<日本研究・日本語教育>
● 日本語でのイマージョン教育などへの支援
● 米国高等教育機関における日本語講座の開設・拡充及び日本研究の促進
<知的交流>
● 日米を含む先端科学技術分野の戦略的な国際協力及び若手研究者派遣の推進
● 米国のシンクタンクとの交流強化
● 米国のアジア研究専門家招聘
<草の根交流>
● 米国大学生のための短期訪日研修支援
● 桜寄贈百周年行事開催
<文化芸術交流>
● 平和や環境等について芸術を通じて日本の価値観を発信
● 米国の有力な美術館における本格的な近現代美術展開催
2. 米国への日本人留学生数が減少していることへの懸念を示し,本件についてより一層集中して取り組んでいく意思を表明し,
3. これまでの日米間の様々な取り組みの中でも,特に,JET(Japan Exchange and Teaching)プログラム,日米文化教育交流会議,フルブライト奨学金事業がこれまで果たしてきた役割の重要性を確認し,今後も引き続き積極的に活用していく意思を表明し,引き続き日米交流強化に資する施策を模索していく旨締めくくった。