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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 太平洋地域における開発援助についての豪州、日本、ニュージーランド3国間の協力に関する共同文書

[場所] 
[年月日] 2003年5月17日
[出典] 外務省
[備考] 和文仮訳
[全文]

 2003年5月16日及び17日に沖縄において開催された第3回日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議における「沖縄イニシアティブ:-より豊かで安全な太平洋のための地域開発戦略及び共同行動計画」の発表との関連において、豪州、日本、ニュージーランド各国政府は、島嶼国の指導者によって合意された優先分野を認識し、以下の共同宣言を発表することを決定した。

1.豪州、日本、ニュージーランドは、豊かで安全な太平洋が我々全員の利益であるとの認識に基づいて、太平洋島嶼国が持続可能な開発の優先分野を実現していくことを支援するという共通の決意を再確認した。このため、3ヶ国は沖縄イニシアティブを支持し、その実施につき太平洋島嶼国と共に取り組むことを約束する。

2.豪州、日本、ニュージーランドは、太平洋地域における開発問題に関し共同政策対話を行う考えである。この関連で、3ヶ国は、援助国間の効果的な協調を確保するために果たし得る太平洋島嶼国の役割の重要性に留意した。

3.特に、豪州、日本、ニュージーランドは、沖縄イニシアティブにおいて特定された以下の分野における効果的な調整の重要性を認識する。

 (1)(例えば廃棄物処理の改善を通ずるといった)太平洋島嶼国における環境の保全及び改善

 (2)太平洋島嶼国における基礎教育の施設/設備と質の改善及び南太平洋大学の遠隔教育能力の向上

 (3)HIV/AIDS及び重症急性呼吸器症候群(SARS)を含む感染症との闘い

 (4)貿易・投資面での民間部門の活動の促進

 (5)ソロモン諸島及びパプアニューギニアのブーゲンビルにおける紛争後の復興計画