[文書名] 内閣総理大臣会見(バングラデシュ・ダッカにおける襲撃事案について)
昨夜、7名の日本人の方々の死亡が確認されました。本当に残念です。亡くなられた方々の御冥福をお祈りし、そして御家族の皆様にお悔やみを申し上げたいと思います。
亡くなられた方々は皆さん、バングラデシュのために尽くしたいという気持ちで現地に赴いた方々ばかりでありました。本当に痛恨の極みでありますし、犠牲となった方々の無念さを思うと言葉もありません。許しがたいテロであり、強い憤りを覚えます。少しでも早く御家族の皆様が現地に行くことができるように、政府専用機を用意をいたしまして対応していきたいと思います。また先ほど、現地に参りました木原副大臣と連絡を取りまして、御家族の皆様をお迎えし、そしてできる限り御要望に則ってバングラデシュ側と対応するようにという指示を出したところでございます。いずれにせよ、御遺族の皆様のお気持ちを思うと本当に言葉もございませんが、御家族の皆様のお気持ちに寄り添ってできることは全てやっていくという気持ちで対応していきたいと、このように思います。
今後とも、内外の日本人の安全確保に万全を期していきたい。そのためにも、事件の解明に全力を尽くしてまいります。また、バングラデシュ政府ともその点からしっかりと連携、連絡を密にしていきたいと、こう思っております。
また国連の場においても、安保理のプレスステートメントが発出されました。国際社会と連携しながらテロの根絶に向けて努力していきたいと思います。