データベース『世界と日本』(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 党首討論等についての会見

[場所] 
[年月日] 2021年6月9日
[出典] 首相官邸
[備考] 
[全文] 

(党首討論について)

 初めての党首討論でありました。非常に重要な機会だと思いました。野党の皆さんの質問にお答えし、国民の皆さんが最も関心があるだろうと思っています新型コロナ対策、さらに東京オリンピック・パラリンピック、この点について、私の考え方を丁寧に説明させていただけたと思っています。これからもしっかりと説明していきたいと思います。

(コロナ禍の中でオリンピックを行うことについて)

 非常に強い思いがあります。それと同時に、私、説明させていただきましたけれども、パラリンピック、正に57年前の大会で、初めてパラリンピックという名称が付いたのです。それによって、障害者のスポーツをやっている方にとっては、正に大きな歴史の1ページだったと、そういうお話も伺いました。そういう中で、障害者の皆さんが、社会に出てみよう、共生社会を実現していく、そういう大きな契機になったということでありましたので、今のパラリンピックで活躍する皆さん、様々な思いがあると思いましたので、そうしたことも大事だと思いました。

(いつワクチンの接種回数が100万回を超えたのかについて)

 毎日毎日、過去のものが上がってきますから、どこで100万回というのは分からないのですけれど、このところは大体その数字になっています。正式に超えたものですから、そう申し上げました。そこは私自身が予想したより、はるかに速いペースでそうなってきているのかなと思います。

 それで、今度21日から職域接種を始めます。今日の夕方の段階で1,000を超える職域が、是非この接種をやりたいという申し込みがあるようですので、そういう意味で、一日も早く接種することによって、国民の皆さんの命と健康を守れるのです。ですから、一人でも多くの皆さんにこの接種を早くできる、そういう思いの中で、もう10月とか11月頃には全員の接種を終えたい。そしてまた新しい年を迎えられるわけですから、そういう思いで今日発言いたしました。その方向に進んできていると思っています。

(1日100万回のワクチン接種目標を上積みするかについて)

 しません。