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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の取扱い等についての会見

[場所] 
[年月日] 2021年7月7日
[出典] 首相官邸
[備考] 
[全文] 

(緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の取扱いについて)

 先ほど関係大臣で会合して、現在の緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の取扱いについて、明日、専門家の会議に諮ることにいたしました。期間や具体的対策についても、明日、決定したいと思います。

 東京の感染者数は増加傾向にあり、感染者数、病床の状況を踏まえて、万全の体制を採って、感染を抑えていきたいと思っております。

(東京五輪の観客数の上限について)

 まず、オリンピック・パラリンピックについては、今、申し上げましたように、まん延防止等重点措置の取扱いを踏まえた上で、組織委員会、東京都、そしてIOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)、また国、そうした中で決定されると思っています。

(緊急事態宣言の発令の検討について)

 万全の体制をもって対応していくということです。いずれにしろ、明日、専門家の皆さんの委員会の中で決定することで、現時点においては何も決まっていません。

(地方において感染者数の下げ止まりや増加が見られていることについて)

 地方においては、全体的に下げ止まりの傾向だと承知しています。

(東京五輪の観客数の上限について(再))

 今、私申し上げましたように、現在のまん延防止等重点措置の取扱いについて、明日、専門家の会議に諮って決定するわけでありますから、そうしたものを踏まえて、5者協議で決めるということになっておりますので、そのようになると思います。

(5者協議において政府の考えを示すかについて)

 今まで申し上げていますように、まん延防止等重点措置の取扱いについて、まず明日、専門家の会議の中でどのようにするかを決定するわけでありますから、そうした決定に基づいて、ルールの中で、5者協議の中で、決定すると理解しています。

(まん延防止等重点措置に係る決定と東京五輪に係る決定の関係について)

 基本的に、まず明日、専門家の会議の中で、今、まん延防止等重点措置が東京を中心にあるわけですから、それをどうするかを決定した上で、ルールに基づいて、5者協議の中で対応を決める、これが当然のことじゃないでしょうか。