データベース『世界と日本』(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 新型コロナウイルス感染症対策等についての会見

[場所] 
[年月日] 2021年7月14日
[出典] 首相官邸
[備考] 
[全文] 

(酒類の提供を続ける飲食店に関する金融機関や酒販業者への働き掛けの要請撤回について)

 先週の事務方の説明の中で言及されているということでありますけれど、要請の具体的な内容について議論したことはありません。既に要請は撤回されておりますが、多くの皆様方に大変御迷惑をお掛けしたことにつきまして、私からもお詫(わ)び申し上げたいと思います。

(金融機関や酒販業者への働き掛けについて)

 私、申し上げましたけれども、要請の具体的な内容等については議論しておりませんので、そこは承知しておりません。

(金融機関や酒販業者への働き掛けについて(再))

 既に撤回して、今、お詫びを申し上げたところであります。いろんな方に大変御迷惑をお掛けしたと思っています。

(西村大臣について)

 西村大臣は感染防止のために、朝から夜まで頭が一杯で、いろんな対策を練ってきていると思っています。そういう中で、やはり丁寧に説明していく、この事が大事かなと思います。

(今回の混乱の責任について)

 内閣として、やはり関係者の皆さんに迷惑を掛けるようなことは、そこは避けるべきだと思います。みんなでそこはしっかり対応していかなければならないと思います。

(今後の人流抑制のための対応について)

 緊急事態宣言を発出する中で、やはりいろんな意味で御協力いただく。そういう中で例えば、先渡金だとかそうしたことで少しでも御理解いただいて、御協力いただくことが極めて大事、こういうふうに思っています。

 結果的に、そうしたことが国民皆さんの感染拡大防止につながるわけでありますし、それと私自身としては何といっても最大の切り札はワクチンだと、ワクチン接種に今、全力を挙げておりまして、地方自治体の皆さんの大変な御協力を頂いて、7月一杯に65歳以上の高齢者の方、ここは接種を終えたい、こういう発言をしてきました。おかげさまで、第1回は76パーセントぐらい、そして2回目の接種も40パーセント後半に迫ってきていますので、何とかここは実現したい。そうしたことによって、現に東京都においては、かつて20パーセントぐらいの高齢者の皆さんの陽性があったんですが、今は4パーセントぐらいですから、間違いなく効果が有りますので、とにかく自治体の皆さんに御協力いただいて、今の体制でも120万回くらいは、ここはできる体制を組んでいますので、御協力いただいて、まずそのことを実現して安心・安全の日常を取り戻す、このことに全力で頑張っていきたいと思います。