[文書名] 東京都の新規感染者数が過去最多となったこと等についての会見
(東京都の新規感染者数が過去最多となり全国で2万人を超えたことについて)
まず各地で過去最大の感染者数が続いております。また、それに伴って重症者数も増加いたしております。東京の医療体制は極めて厳しい状況にあると思っております。そうした中にあって、国民の命を守る、これが政府の最大の責務であります。その中で、関係閣僚と議論いたしました。そうした中で、御自宅にいる患者の方には、必ず連絡が取れるようにし、ここは自治体と連携して、そして、例えば、酸素の投与が必要になった場合、酸素ステーションを設置してそこで対処する、そうした体制をこれから速やかに構築するように関係大臣に指示しました。また、非常に重症化防止に効果があると言われる新しい薬、中和抗体薬です。これについては、医療機関の中で治療できるようにする。それと同時に、そのための集中的に使用できる拠点を作って、そこでも行うことができるように、そういう体制を近いうちに整備する。また、昨日の分科会で尾身会長の提言を受けて、関係団体としっかり連携して商業施設などによる人流の抑制、ここはしっかり取り組んでいきたいと思っております。また、お盆休みの方が多くいらっしゃると思います。そうした中にあって、感染を防止する極めて大事な時期でもあります。どうぞ、国民の皆さんには、御不便をお掛けしますけれども、帰省や旅行を極力避けていただいて、そして不要不急の外出をできるだけ控えていただきますように政府としてもお願い申し上げたいと思っております。
(人流を減らす以外の新たな対策について)
今、私申し上げましたように、医療体制をここはしっかり、体制を議論してそうしたことに全力を尽くす。必ず御自宅にいる方には連絡を取れるような体制を自治体と連携してやっていく。新しい重症化に非常に効果があると言われる中和抗体薬、ここもしっかり、そうした対象の患者の皆さんには投与できる体制を構築している、こういうことであります。
(これまでの取組への評価について)
私自身、自己評価することはせん越だと思います。政府がやってきている、例えばこのワクチン接種状況、高齢者の皆さんには7月一杯で全て投与する、ここを実現させていただきました。また、一日100万回を目指す約束をしました。これも130万回とか、あるいは、職域接種などによりプラス20万回とか、そうした形で一人でも多くの方に一日も早く接種する、それと同時に、世界でロックダウンをする、外出禁止に罰金を掛けてもなかなか守ることができなかったじゃないですか、それに対して対応するためにやはり、ワクチンだということで人流の抑制と同時にそうしたことをしっかり全力で取り組んできています。そこについては、国民の皆さんに大変御不満があろうかと思いますけれども、ワクチンでも10月の初旬までには日本国民全員に2回、8割の希望する方に打てるような体制も作ってますから、とにかく全力で取り組んでいきたいと思います。