[文書名] 原油価格の高騰についての会見(岸田内閣総理大臣)
(原油価格の高騰について)
御指摘のように、原油価格の上昇に伴って、ガソリン価格が上昇しています。先週は162円で、これは7年ぶりの高い水準です。こういった状況を受けて官房長官の方に、関係4大臣を召集することを指示いたしました。4大臣、すなわち経済財政担当大臣、経産大臣、農水大臣、それから国土交通大臣です。そして、4大臣プラス官房長官ですので、5人でしっかり連携しながら、今後の原油市場の動向、国内産業、そして国民生活への影響をまず注視していくこと。2点目として、IEA(国際エネルギー機関)等と連携して、主要な産油国へ増産の働き掛けを行うこと。そして3点目として、影響を受ける関係業界に対して必要な対応を機動的に実施していくこと。この3点を指示いたしました。是非、これに基づいて関係大臣は連携して、それぞれの担当において取組を進めてもらいたいと思っています。以上です。
(具体的な対策について)
まず、経産大臣を中心に2点目の主要な産油国への増産の働き掛け、これはまず大事だと思っています。そしてその状況を踏まえて、どのような業界、団体にどのような影響が出てくるのか、しっかり確認した上で、具体的な対応を関係大臣の中でしっかり調整してもらう、そのための連携を私の方から指示したということです。是非、しっかり実態を把握した上で、具体的な対応を検討してもらいたいと思っています。以上です。