[文書名] 中小企中小企業の視察・車座対話等についての会見(岸田内閣総理大臣)
(省人化設備投資を行う中小企業の視察や車座対話の受け止め及び経済対策にどのような形で盛り込んでいくかについて)
「今日は、省人化対策、あるいは賃上げ、また女性活躍にも積極的に取り組んでおられる、森清化工の皆様にお話を聞かせていただきました。
今、足元、経済状況は少しずつ良くなりつつあると感じてはいますが、しかしその中にあっても、全国の中小企業等においては、人手不足、あるいはエネルギーコストの高騰、様々な物価高騰、さらには賃上げといった課題に直面している、こうした状況にあります。そうした中で、こうした課題に積極的に取り組んでいる森清化工の皆様の話を聞かせていただきました。こうした経営課題を乗り越えて、チャンスにつなげていく、こういった発想が大事だと感じています。その中にあって、今日は、例えば人手不足に対応するために、熟練した技術と経験が必要となる検品プロセスを自動化する、機械化する、こういった積極的な省人化対策を実際に見させていただきました。そして、大幅な賃上げ、そして今日特に感じたのは女性の働きやすい環境、こうした取組の話を聞かせていただき、また見させていただいたわけですが、対策を総合的に進めることが重要である、こうしたことを感じさせていただいたということでありました。
今日伺った様々な意見も踏まえ、全国の中小企業が人手不足等に対応し、そして、人への投資あるいは設備投資など、未来に向けた成長投資に積極的に取り組んでいけるような環境を作るための経済対策でなければならない、こうしたことを感じました。是非、今月まとめる経済対策において、今申し上げたような点、これを念頭に置きながら、こうした支援策をしっかり盛り込んだ経済対策にしたいと感じました。以上です。」
(参議院徳島県・高知県選挙区の補欠選挙にどのように臨むのか、及び勝敗ラインについて)
「まず、御指摘の補欠選挙、これはいずれも重要な国政選挙であり、必勝を期して全力を尽くしてまいりたいと思います。勝敗ラインということですが、2つの選挙、これはどちらも大事な選挙であります。政党として、いずれの選挙も必勝を期して臨んでいきたい、このように思っています。以上です。」