[文書名] 生命のメッセージ展視察についての会見(岸田内閣総理大臣)
(犯罪や交通事故で亡くなった方々の遺品や写真、数多くの展示物を見てどのように感じたかについて、今後の犯罪抑止や事故防止、御遺族への支援の在り方について)
まず、今日、会場へ来させていただきまして、亡くなられた方々お一人お一人のメッセンジャーに向き合わさせていただきまして、改めて命の大切さを感じさせていただく、貴重な機会を頂きました。主催されている皆様方に、心から敬意を表し申し上げたいと思います。犯罪、あるいは事故から、国民の皆様の命を守る、これは、政府にとりまして大変重要な役割です。政府としては、これまでも、犯罪対策閣僚会議等において決定された取組を進めることによって、各種の治安対策ですとか、交通安全対策、これを進めてきました。
私自身も、昨年の12月ですが、交通事故の被害者の方々に、官邸でお会いさせていただきまして、その切実な思いを聞かせていただきました。そして、それを受けて、私から、危険運転致死傷罪の在り方を見直しをする、これを各省庁に指示を出した、そして今、取組を進めている、こういったところでもあります。それ以外にも、こうした犯罪に遭われた方、また、その御家族の気持ちに寄り添いながら、政府として、各種の犯罪対策等に、真剣に取り組んでいかなければならない、こうしたことも改めて、今日、会場に来させていただきまして、強く感じたところです。今日感じたもの、そして経験させていただいたこと、また今日のお話、これをしっかり踏まえて、これからの政策にいかしていきたいと思っております。