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日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 新内閣始動に際しての意気込み及び日米首脳電話会談等についての会見

[場所] 
[年月日] 2024年10月2日
[出典] 首相官邸
[備考] 
[全文] 

(新内閣本格始動に際しての意気込みについて、日米首脳電話会談の内容や日米地位協定への言及について及びイランによるイスラエルへの弾道ミサイル発射事案について)

 おはようございます。まず最初に、今日から本格始動ということでありますが、昨日、首班指名を頂いた瞬間から、この国の責任を担わせていただいております。昨日から本格始動しておるつもりでありますが、意気込みということでございます。昨日会見でも申し上げましたように、国民の皆様方の共感と納得なくして何一つできないということはよく承知いたしております。一つ一つの所作がそういうことを生んでいくのだというふうに考えておりますので、あらゆる案件について国民の皆様方に誠実に向き合い、一生懸命お話しし、共感と納得が得られるように努力してまいりたいと思っております。

 総選挙の日程も申し上げました。投票に至るまで、本当に国民の皆様方の共感と納得が得られるように、全身全霊、正面から向き合い、逃げることなく臨んでいきたいというふうに考えております。

 今朝、バイデン大統領との電話会談を行ったところであります。私は幹事長時代にバイデン大統領、当時副大統領でありましたが、ホワイトハウスにおいて1時間ぐらいお話させていただきました。そのとき以来でありますけれども、非常に話が弾んだ感じがいたしております。岸田総理とバイデン大統領との間で、日米同盟が格段に強化をされたということでありますが、その路線を引き継いで、更に強化を図ってまいりたいというお話をいたしました。

 また、日本の防衛力強化についても、額もそうでありますが、中身の充実、あるいは、日米間の連携の強化ということについても私からお話しいたしたところであります。日米韓、日米豪印、あるいは日米比といったような同志国のネットワークを更に強化していきたい。さらに、拉致問題についてもしっかりと連携していきたいということであります。

 イランによる攻撃は、これはもう認められるものではございません。厳しくこれを非難したいと思っておりますが、これが全面戦争に拡大することがないように、よく連携をとってまいりたいし、事態の沈静化に共に努めてまいりたいと考えておるところでございます。

 北朝鮮の拉致につきましても、今後とも連携して対応するということを確認したところであります。御指摘の地位協定の改定等々につきましては、今朝のお話で具体的に踏み込んではおりません。今後、また機会を見て、そういうようなことの議論をしていけたらいいなというふうに考えておるところでございます。

 私からは以上ですが、今後ですね、大統領との間でお話ししましたのは、日米韓の会談でありますとか、そういう合衆国を中心といたします、我が国も加わってまいります、そのような首脳会談の機会というのは今後持ちたいというふうなお話をし、同意を得たところであります。私からは以上です。