[文書名] 令和7年度予算案の衆議院での可決等についての会見(石破茂内閣総理大臣)
(令和7年度予算案が衆議院を通過したが、29年ぶりの予算案修正を行った上で衆議院可決にこぎ着けたことへの受け止めと、年度内の成立に向けた決意について)
当初予算の国会修正っていうのは、おっしゃるように平成8年以来かと思います。28年ぶりかな、29年ぶりかな。とにかく極めて異例の形とはなりましたが、審議時間も非常に長かった、議論も非常に丁寧だったと思っております。いろいろな野党の皆様方の御主張というものも取り入れていきながら今日に至ったものでありまして、時間も中身も「熟議の国会」にふさわしいものになったというふうに思っております。
ここに至るまでには、本当に現場の理事さん、そしてまた委員の皆さん、そして采配を振られた安住委員長、大勢の現場の方々にお世話になりました。また、幹事長あるいは政調会長、そしてそのグループの皆さん方、幹事長室であり、政調のメンバーであり、与野党の多くの方々の御尽力で、今日に至ったというふうに思っております。なんせ平成8年以来ですから、覚えている人もほとんどいないので、試行錯誤、暗中模索みたいなところがありましたが、これから先、今回の教訓をいかしていきながら、より「熟議の国会」、国民の皆様方に納得していただける内容となるように、参議院の審議を踏まえまして、参議院において、更に政府としても謙虚に真摯に取り組んでいきたいと思っております。
その結果として、早期の成立というものがあれば良いのでありますが、それは私どもがいかに努力をするかということに懸かっておりますので、一生懸命、努めてまいりたいと思っております。
(予算案への賛同を得るため、野党各党の要望を取り入れたことで、減税や歳出増につながる修正が行われ、財政規律の緩みにつながるという指摘があるが、こうした指摘にどう答えるかについて)
そういう御指摘はあろうかと思っております。他方、今おっしゃいましたような減税、あるいはいろんな予算の見直し等々は、それを望んでおられる国民の方々もおられるわけで、それと財政規律というものをどう両立させていくかということは、歳出・歳入両面から、よく見直していかねばならないことだと思っております。ですから、今回いろんな修正がなされた、それがそのまま財政規律の緩みにつながるということではなくて、そういう懸念があればこそ、我々として、歳入・歳出の見直しというものは、更に努力をしていかねばならないということであります。それがそのまま財政規律の緩みにつながることがないように、政府としては、よく配意をいたしてまいりたいと思っております。