[文書名] 日・パナマ共同記者発表
【石破総理冒頭発言】
ブエナス・タルデス。皆さま、こんにちは。大阪・関西万博のナショナルデーの機会に、ムリーノ・パナマ大統領御夫妻をお迎えし、大変うれしく思います。
パナマ運河を擁するパナマは、自由で開かれた海洋に繁栄の礎を築いてこられました。日本とパナマは、世界の海洋が今後も、法の支配の下、自由で開かれたものであり続けますよう共に取り組む決意であります。
先ほどの首脳会談におきましては、日本の技術力を駆使したパナマ・メトロ3号線事業を始めとする二国間協力の進展、パナマ運河の機能強化に向けた連携や経済関係の強化、政治・経済対話の再活性化等で一致をいたしました。
パナマは、本年から国連安保理非常任理事国を務めておられますし、現在、中米統合機構の議長国でもあります。大統領のリーダーシップの下、パナマが国際社会におきまして重要な役割を担われていることに敬意を表します。
この後のワーキング・ランチにおきましては、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた連携、東アジアを含みます地域情勢、国際社会の諸課題について意見交換を行いたいと思っております。本年は日本・中米交流年でございますが、これを契機として、日本と中米地域との関係強化のための議論も深めたいと思っております。大統領との有意義な意見交換ができることを楽しみにいたしております。
ありがとうございました。グラシアス。