[文書名] 大阪・関西万博についての会見(石破茂内閣総理大臣)
(大阪・関西万博が閉会しました。半年間で2,000万人を超える人たちが訪れたが、万博の意義と成果をどう考えるか。また、石破総理は、万博の成果を検証し、レガシーを継承する考えを示しているが、有識者による議論の進め方など、政府としてどう取組を進めるべきだと考えるか。)
今日で、万博も閉幕ということになります。本当に大勢の方々が、長い間、誘致が決まったのが7年前です、184日間、4月13日に開幕して以来、本当に皆さんが心を一つにして、努力して、スタッフもそうだし、今日は経産大臣、(万博)担当大臣もおられますけれども、政府を挙げて、一生懸命、これに取り組みました。大阪府も、大阪市も、地元の皆さん方、経済界、本当にみんなが心を一つにして、大きな成功を収めたと思っています。55年ぶりですから、今度は無理じゃないのとかね、お客さん入らないんじゃないのとか、赤字になるんじゃないのとか、ずいぶんとそういうネガティブな声もあったけれども、見事にそれを跳ねのけて、あえて言えば大成功になったと思っています。
(大阪・関西万博のテーマである)「いのち輝く未来社会のデザイン」ってのは、「人類の進歩と調和」っていう70年万博(のテーマ)に比べれば少しわかりにくいところはあるんだけれども、やっぱり「いのち」っていうのをどう考えるのか、「未来」って何なのかということを、日本人、そしてまた世界の人たちが考える機会になったというふうに思っています。新しい日本っていうのが、この夢洲(ゆめしま)からうまれていくという実感を、私自身、両大臣と共に持ったものでありますし、たまたま我々今、政権を担当していますけれども、この前の、もちろん岸田総理もそうだし、菅総理もそうだし、歴代担当の万博大臣、あるいは経産大臣、外務大臣、みんな一生懸命やりました。本当にパーフェクトってことは世の中にはないけれど、いい万博だったと思っています。報道の皆様にもお世話になりました。ありがとうございました。