データベース「世界と日本」(代表:田中明彦)
日本政治・国際関係データベース
政策研究大学院大学・東京大学東洋文化研究所

[文書名] 日本の国連加盟申請書

[場所] 東京
[年月日] 1952年6月16日
[出典] 外務省
[備考] 欄外の書き込みの記録はオリジナルの記載箇所を<>内に記した。
[全文]

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解除 第8回公開{前6文字囲み線あり}

注意 23日23時までいかなる方法でも公表禁止{前20文字囲み線あり}


 書簡をもつて啓上いたします。本大臣は、日本国が国際連合憲章第四條に従つて国際連合への加盟を申請する旨申し述べる光栄を有します。

 千九百五十一年九月八日にサンフランシスコで署名された日本国との平和條約は、千九百五十二年四月二十八日から効力を生じ、日本国は、独立国として、国際の友好関係に復帰しました。

 この條約の前文において、とりわけ、「日本国としては国際連合への加盟を申請し且つあらゆる場合に国際連合憲章の原則を遵守する意思を宣言する」こと及び「連合国は、日本の意思を歓迎する」ことが述べられています。

 日本国民は、国際連合の事業に参加し且つ憲章の目的及び原則をみずからの行動の指針とすることを熱望しています。日本国民の間には、諸国間における平和及び協力を助長しようとする国際連合の目的に対し挙国的な共感がみなぎつています。よつて日本国政府は、国際連合への加盟を熱意をもつて申請するものであり、また、国際連合の加盟国としての義務を、その有するすべての手段をもつて、履行することを約束するものであります。

 このような事情の下に、本大臣は、閣下に対し、日本国のこの申請に対し、国際連合の権限を有する機関による妥当な審議が行われるため必要な措置が執られるよう申請する光栄を有します。

 日本国政府が国際連合憲章に掲げられた義務を受諾する旨の公式宣言をここに同封いたします。

 以上を申し進めるに際しまして、本大臣は、ここに閣下に向つて敬意を表します。

  昭和二十七年六月十六日 東京において 日本国外務大臣 岡崎勝男

   国際連合事務総長 トリグヴェ・リー 閣下


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