[文書名] 日ボリビア外交関係樹立110周年記念式典上川大臣ビデオメッセージ
●皆様こんにちは。
●1914年に日・ボリビア通商条約が結ばれ外交関係を樹立してから、明日で110年となることを大変嬉しく思います。
日本とボリビアは伝統的な友好関係を築いてきた、大事なパートナーです。
●私は、この記念すべき本年の2月、G20外相会合出席のためにブラジルを訪問した際、ソサ外務大臣との間で11年ぶりとなる日・ボリビア外相会談を行いました。
●その際、ボリビアとの二国間関係をより強化し、国際場裡においても引き続き協力していくとともに、女性外相同士、緊密に連携していきたい旨お伝えしました。
●本年は、日本人がボリビアに初めて移住してから125周年を迎える記念の年でもあります。ボリビアにいらっしゃる1万人を超える日系人の方々が、ボリビアの経済発展に貢献し、両国の架け橋として活躍されていることを心から嬉しく思います。
●また、日本は60年以上の長きにわたって、インフラや保健分野を中心にボリビアの社会経済開発に貢献する協力を行ってきました。再生可能エネルギー分野における協力等、今後も協力が進展していくことを期待しています。
●日本とボリビアでは人的交流や文化交流も増えつつあります。ウユニ塩湖など、ボリビアの多様で豊かな魅力をもつ土地柄は多くの日本人観光客を引きつけています。
●また、ボリビアの伝統音楽・フォルクローレの日本でのコンサートに多数の参加者が集い、マスカットを使ったボリビアの蒸留酒であるシンガニも数年前から日本に輸入・販売され、その独特の風味で日本の消費者を魅了しています。
●こうした政治、経済、開発協力、文化、そして人的交流の発展の基盤の上に立ち、本年の外交関係樹立110周年の好機を活かし、日本とボリビアの間で要人往来を含む交流がますます活発になることを期待しています。
●今回、本年の外交関係樹立110周年及び日本人のボリビア移住125周年を記念して両国関係を象徴するロゴが制作されました。
●このロゴの真ん中にもある両国間の「絆」を、我々で、今後もより強固に、より深くしていけることを期待しております。
●ムチャス・グラシャス。