[文書名] 「外交における女性の国際日」への上川大臣ビデオ・メッセージ
●「外交における女性の国際日」の行事開催にあたり、「マルチ外交における女性のリーダーシップ」をテーマとして御挨拶の機会をいただき、大変光栄です。
●私は、昨年9月に、約20年ぶりの女性外務大臣として就任して以来、世界各地の外交の様々な現場における女性の活躍に感銘を受けてきました。
●この点、本日の行事のテーマは、私(大臣)にとっても大変重要な課題です。
●日本は、法の支配や人権といった価値・原則を重視しつつ、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念に基づき、「人間の尊厳」が守られる安心・安全な世界を実現するための外交を推進しています。
●この外交の主要政策として私が特に力を入れているのが、ここNYにおいて出会った女性・平和・安全保障(WPS)の推進です。
●国際社会が不透明感を増す中、WPSの考え方はますます重要性
を増しています。
●私は外務大臣として3つの方針でWPS推進に取り組んでいます。
まずは体制の整備です。外務省内にタスクフォースを立ち上げ関係省庁との連携強化に取り組むとともに、私が呼びかけて立ち上がった議連、「WPS議会人ネットJAPAN」とも連携し、国内体制を強化しました。
●また、「WPS in Action」と銘打ち、外交活動の様々な場面にWPSの視点を取り入れています。
●さらに、WPSを次の次元に押し上げるため、「WPS+イノベーション」という政策フォーラムを立ち上げ、国際ネットワークの強化に取り組んでいます。
●来年は安保理決議1325号採択から25周年を迎えます。WPSを皆さんと共に推進し、世界各地における女性の参画とリーダーシップを強化し、より平和で安定し、繁栄した国際社会を構築するために、是非共創していきましょう。
(了)