[文書名] 『日韓国交正常化60周年を支える会』 岩屋外務大臣ビデオ・メッセージ
●パク・チョルヒ大使、お集まりの皆様、外務大臣の岩屋毅です。
●駐日韓国大使館による「日韓国交正常化60周年を支える会」の開催を、心からお喜び申し上げます。また、日韓両国の友情と協力を深めるため、本日多くの皆様がこの場に集まられたことを大変うれしく思います。
●日本と韓国は、互いに国際社会の様々な課題にパートナーとして協力すべき重要な隣国です。現下の戦略環境の下、日韓関係の重要性は変わりません。むしろ一層増しています。
●ここ数年、日韓関係は大幅に進展し、幅広い分野で協力・交流が拡大してきました。昨年は、両国間の相互の往来者数が1200万人を超え、過去最多を更新するなど、国民間の交流も盛んです。
●こうした日韓間の活発な交流は、最近に始まったものではありません。長い間小さな交流が積み重ねられ、互いの国の魅力が広まり、ゆっくりと、しかし着実に、交流の裾野が拡がってきた結果ではないかと感じています。
●実際、両国の国民同士の交流は、そのほとんどが個人や民間団体によるものです。日韓交流は、まさに国民一人ひとりが牽引する形で進展してきたと言えるでしょう。
●もちろん、交流が深まる中で、お互いの様々な思いが交錯する瞬間もありました。しかし、そうしたときも、人と人とのつながりが、良好な日韓関係を支えてきたのではないでしょうか。
●こうした日韓交流の歩みを胸に、国交正常化60周年を迎える本年、両国の国民、特に若い世代の交流を後押ししてまいります。
●そして、日韓関係の新たな時代を切り拓く、そんな1年にしていきたいと思います。
●日韓国交正常化60周年のキャッチフレーズが示すとおり、「両手を携え、より良い未来へ」、共に歩んでまいりましょう。
●日韓関係の更なる飛躍と関係者の皆様のますますの御健勝を祈念して、私の挨拶とさせていただきます。
●ありがとうございました。