[文書名] ライシナ東京における岩屋外務大臣ビデオ・メッセージ
「ライシナ東京」岩屋外務大臣ビデオ・メッセージ
サランORF(オーアールエフ)理事長、前田国際協力銀行取締役会長、新浪経済同友会代表幹事、御列席の
皆様、こんにちは。外務大臣の岩屋毅です。
「ライシナ東京」開催に際して、一言、御挨拶申し上げます。
はじめに、4月22日にカシミールで発生したテロの犠牲者及びその御遺族に心より哀悼の意を表します。また、負傷された方々にお見舞い申し上げます。
テロはいかなる理由によっても正当化できず、あらゆる形態のテロ行為を断固として非難します。その上で、今般、インド・パキスタン両国が軍事行動の停止に合意したことを歓迎します。
私自身、インドのジャイシャンカル外相及びパキスタンのダール外相と電話会談を行い、南アジアの平和と安定のため、関係国が責任ある行動をとる必要があると伝えてきました。
引き続き、日本政府として地域の平和と安定に向けて貢献していきたいと考えます。昨年に引き続き、本年も「ライシナ東京」を開催できますことについて、主催者であるORF、国際協力銀行及び経済同友会の皆様の御尽力に感謝申し上げます。
本年の「ライシナ東京」では、二日間にわたり、安全保障、経済連携、グリーンエネルギーといった、多岐なテーマについて議論される予定と伺っております。
日印両国は、安全保障、経済・経済協力、人的交流などの幅広い分野で協力を深化させています。最近では、経済安全保障の分野でも、具体的な協力を進めるべく協議を行っています。
グローバル・サウスの代表格であり、基本的価値を共有するインドは、日本にとって欠かせないパートナーです。日印両国が、インド太平洋地域の繁栄、そして地球規模の課題解決に向けて国際社会を共にリードしていけるよう、私も引き続き尽力してまいります。
結びに、多岐に亘る協力の分野を抱える日印関係を一層発展させるに当たっては、政府間のみならず、産官学の連携が重要です。今回の「ライシナ東京」での皆様の議論を通じて、日印関係が一層強化されることを心から祈念し、私の挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
(了)