[文書名] ユース非核リーダー基金第2期立ち上げイベント(令和7年7月31日)岩屋外務大臣メッセージ
中満国連事務次長、「ユース非核リーダー基金」第2期生の皆様、御列席の皆様、日本国外務大臣の岩屋毅です。「ユース非核リーダー基金」第2期の立上げイベントの開催を心から歓迎いたします。多数の応募者の中から第2期生として選抜された皆様にお祝いを申し上げます。また、このプログラムの運営に対する国連関係者の皆様の御尽力に、心から感謝申し上げたいと思います。
現下の厳しい国際情勢において、核軍縮・不拡散は、我々人類の未来にとって益々重要な課題となっています。そして、「核兵器のない世界」の実現に向けた取組の原点として重要なのが、被爆の実相を世界にしっかり伝えていくことです。そのような考え方の下に日本政府が立ち上げたのが、この「ユース非核リーダー基金」です。
来月、広島・長崎への原爆投下から80年を迎えます。被爆者の方々が御高齢となる中、被爆の実相を継承し、世界により広く伝えていくためには、皆様のような若い世代の方々の役割が一層大きくなっています。
皆様には、このプログラムを通じて、核軍縮・不拡散に貢献するために何ができるか、また何をすべきかについて、考えを深めていただければと思っています。そして、核兵器から人類を救うという共通の目標を持った、未来のリーダーたちの世界規模のネットワークを是非作りあげていただきたいと思います。
このプログラムには、こうした我が国の想い、そして願いが詰まっています。「核兵器のない世界」に向けて、多くの種が蒔かれ、将来充実した実りが得られることを期待して、私からの挨拶とさせていただきます。ありがとうございます。