[文書名] 岩屋外務大臣ビデオメッセージ 第11回平和首長会議被爆80周年記念総会
松井平和首長会議会長、御列席の皆様、外務大臣の岩屋毅です。第11回平和首長会議被爆80周年記念総会の開催を心からお祝い申し上げます。
2022年に広島で開催された前回の総会に続き、今回は被爆地・長崎に、世界各地からお集まりいただき、本総会が開催されることを大変意義深く感じています。御列席の皆様におかれましては、「核兵器のない世界」、そして世界の恒久平和の実現に向けて御尽力いただいていることに、心から感謝申し上げます。
唯一の戦争被爆国である我が国は、核兵器使用の悲惨さや平和の尊さをどの国よりも深く認識しております。被爆の実相に対する正確な理解は、「核兵器のない世界」の実現に向けたあらゆる取組の原点であり、広島と長崎の惨禍を世代と国境を越えて伝え続けていくことは、我が国の使命です。現下の厳しい国際情勢の中、このような我が国の役割は、ますます重要になってきていると痛感しております。
この平和首長会議に加盟されている世界中の都市の多くの市民の皆様が、同じ思いを胸に取組を続け、特に、次世代の平和活動を担う青少年の育成に尽力されていることは、誠に心強いことです。この会議の更なる御発展を願っております。
結びに、被爆80年の節目に開催されたこの総会に、日本及び世界各地からお集まりいただいた皆様に改めて厚く御礼申し上げます。「核兵器のない世界」の実現に向け、皆様と共に着実に歩んでいくとの決意を申し上げて、私からの御挨拶とさせていただきます。