[文書名] 海外日系人歓迎レセプションにおける大臣挨拶
こんばんは。外務大臣の岩屋毅です。第65回海外日系人大会の開催に際し、一言ご挨拶申し上げます。まずは、世界各地から日本にお集まりいただいた、150名を超える日系人の皆様を、心から歓迎いたします。
また、本日ご出席を賜りましたご来賓の皆様に御礼申し上げるとともに、今回の大会の開催に向けて御尽力された、海外日系人協会をはじめとする関係者の皆様に感謝申し上げます。
私が昨年10月に外務大臣を拝命して最初に開催したレセプションが、まさに、この海外日系人歓迎レセプションでした。
また、外務大臣として最初の外国訪問先は、APEC外相会合が開催された南米ペルーでした。その際にも、現地の日系人の方々からお話を伺ったほか、ペルーの移住史料館にも足を運ぶことができました。
また、今年3月には、東京で在米日系人リーダーの方々ともお会いする機会に恵まれました。
こうした出会いを通じ、日系人の皆様が多くの苦難を乗り越え、世界各地で、また、世代を超えて、活躍されてきたことに、深い感銘を受けました。
昭和32年に第一回にあたる海外日系人親睦大会が開催されてから67年が経ちました。日系人の皆様を
取り巻く状況も大きく変わり、また、直面する課題も
多様化しています。
本日この場には、数世代にわたって困難を克服し、信頼を勝ち得てきた日系人の方々、仕事や国際結婚などを通じて日本から海外に移住し、現地社会で御活躍されている新しい日系人の方々など、多様な背景をお持ちの日系人の皆様が参加されています。
こうした皆様が一堂に会し、日系社会の課題や日本との協力の方途、日系社会の発展のための「新たなつながり」について考えることは、非常に重要なことだと考えます。
日本政府としては、引き続き、こうしたつながりを大切にしつつ、日系人の皆様との連携を強化し、共に歩んでまいりたいと思います。
結びに、本日、世界各地からお越しいただいた皆様のご健勝、そして日本と各国との架け橋としての更なるご活躍を祈念し、私からの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。